ARTERIA|アルテリア・ネットワークス株式会社

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  1. 株式会社ダイエー様

株式会社ダイエー様

株式会社ダイエーが全国の店舗で高いリアルタイム性を必要とする新POSシステム導入するのに伴い、当社はKDDI(株)と共同でダイエーにVECTANTクローズドIP ネットワーク Smartを提案。
ダイエーは各店舗を結ぶネットワークとして同サービスを採用し、すでに直営店207店舗で導入。
グループ会社であるグルメシティ各社(関東、近畿、北海道、九州)141店舗も順次切り替えている。
新しいPOSシステムへリプレイスを行うのと並行する形で、従来の専用線を使用したIP-VPNからブロードバンド回線を使用したVECTANT クローズドIPネットワーク Smartへの切り替えとなったが、既存ネットワークとほぼ同等のコストでBフレッツとADSLの二重化による非常に安定したネットワーク運用が実現できている。

お客様の業種 流通小売業
導入時の課題 通信コストを見直したい
通信の品質に不満がある
導入したサービス

クローズドIPネットワーク

  • 導入の概要
  • インタビュー

導入フロー

導入の背景

ネットワークの障害は絶対に許されず、信頼性の高いネットワークの実現が課題。

 

当社の提案

セキュアなネットワークを安価にご利用いただけるVECTANTのクローズドIPネットワーク Smartを提案。メイン回線はBフレッツ、バックアップ回線はACCA ADSLの冗長構成を提案した。

 

導入のポイント

バックアップ回線の提案が、定額料金でランニングコストが管理しやすいADSLだったこと。 他社の提案は、ISDNだったため、基本料金のほか、バックアップ回線が稼動した際、従量課金になるため、予算化しにくいのがネックであった。

導入の効果

冗長構成により、非常に安定したネットワーク運用を実現。

従来とほぼ同額のネットワークコストでリプレースができた。

ネットワーク監視ツール「VOSS」により、回線状況が可視化された。

ネットワーク構成図

ネットワーク構成図

導入の背景

より高い信頼性の実現が重要だった

ダイエーは2003年まで64kbpsの専用線型IP-VPN、OBNを使用し、各店舗のPOSシステムや商品の発注システムを運用してきた。非常に信頼性が高いネットワークではあったものの、コストが高いのと通信速度が遅いことからアクセス回線をADSL回線のネットワークへ切り替えた。

「安定性には少し問題はありましたが、ハイスピードで低コストということで1.5MbpsのADSLを導入しました。当初光ファイバも検討はしたものの、まだコスト的に非常に高かったことから見送ったという経緯があります」と語るのはシステム物流本部 副本部長の村崎克己氏だ。

64kpbsから1.5Mbpsへと高速化したため、通信でのストレスがなくなったと社内的にも好評ではあったが、いくつかの問題点もあった。ひとつは、地域的に収容局からの距離の問題でADSLが利用できない店舗が多数存在した。そのような店舗はDA128kbpsを利用せざるを得ず、店舗間での速度格差が出てしまった。

また、店舗のPOS刷新に伴い、信頼性の向上が課題として浮び上がった。「1997~1999年に導入したPOSシステムが老朽化したことから、POSシステムを刷新することが先に決まっていました。この新POSシステムの大きな特長は全店共通のFPSカード(ポイントカード)が利用できることにあり、そのインフラとしてネットワークシステムの見直しが必要になりました」とシステム物流本部 システム企画部の部長 櫻田良郎氏は語る。

ダイエーでは、POSシステムの切り替えに伴い、従来のポイントカードから「ハートポイント」という新しいものに変更した。これは全店共通で使えるポイントカードであるため、リアルタイム性が非常に求められる。そのためネットワークの障害は絶対に許されず、信頼性の高いネットワークの実現が重要だった。

村崎 克己 氏
株式会社ダイエー
システム物流本部 副本部長
櫻田 良郎 氏
株式会社ダイエー
システム物流本部
システム企画部 部長

ネットワーク構成

メイン回線にBフレッツ、バックアップ回線にACCA ADSL

その高い信頼性を低コストで実現するためにいろいろと検討した結果、導入したのが「VECTANT クローズドIPネットワーク Smart」だった。「何社かの提案を比較しました。各社ともメインとバックアップの2つの回線という構成でしたが、ヴェクタント以外の提案ではバックアップ回線がISDNとなっていたのです。これだと基本料金が発生するし、バックアップ回線が稼動した際、従量課金になるので予算化しにくい。それに対し、ヴェクタントの提案はADSLの定額料金で、ランニングコストが管理しやすい」とシステム物流本部システム企画部の課長 桜井繁氏は語る。

実際、ランニングコストを比較すると、従来のネットワークコストとほぼ同額で、今回のネットワークへのリプレースが実現できている。なお、現状でBフレッツのサービスエリア外となっている店舗が20ヵ所あるが、ここではメイン回線はフレッツADSL、バックアップ回線がACCA ADSLという構成になっている。

店舗数が多いだけに、ヴェクタント側でも苦労はあった。とくにラストワンマイルの足回り回線敷設手配がトータル約500本となったため、そのスケジュール管理に追われた。ただ、そのスケジュール管理を徹底するとともに、お客様への説明を確実に行うようにしたことで大事には至らなかった。

また、既存ネットワークから新規ネットワークへの切り替え時が最大の山場となった。既存ネットワークベンダーや、ACCA企業向け専任サポートチームと協業し、万一のトラブルの際に迅速に対応をするため、予めあらゆる事象をシュミレーションし、作業区分・エスカレーションパスを明確に確立したことでトラブルの発生を食い止めた。そのことが功を奏し、スムーズな切り替えが実現できた。

 

全国の拠点を短時間で円滑に開通。トラブルなしで、安定的な運用が実現。

「実際に決めてから導入までは、とても短期間でスムーズにいきました。2005年8月にRFPを出し、2006年2月には8店舗でパイロット運用をはじめました。基本設計で我々のネットワーク用件をうまく詰めてくれたこともあり、この実証実験ではほとんど問題は起きませんでした。この8店舗での展開が予想以上にうまくいったため、5月から本格導入を開始しました」と桜井氏は語る。

「ローコストに抑えることもあり、すべてベストエフォートで品質保証がないということに不安を感じたことは事実です。それを補うのがバックアップ回線である、という割り切りの元で導入したわけですが、結果的には非常に安定しており、今までのところトラブルもありません」(村崎氏)

「ネットワーク監視ツール(VOSS:VECTANT Online Support System)がしっかりしていることもあり、回線状況が見えるというのも安心材料のひとつです。実際、アクセス回線の瞬断などの障害は起きていますが、瞬断であれば通信にはほとんど影響がありません。また、これまで何度かメイン回線の障害が発生し、バックアップ回線に切り替わるということが起きていますが、店舗ではそれにまったく気がつかないという状況です」(桜井氏)。

各POSシステムからのデータがリアルタイムにネットワーク上を流れているのも大きなポイントだ。大型店舗の場合は店内にPOSサーバを設置し、データセンターとの通信はPOSサーバが行っている。

小規模店舗の場合、各POSシステムから直接データセンターへリアルタイムに通信を行う。この場合においてもヴェクタントのIP-VPNの場合、異キャリアで回線冗長構成を敷いており、メイン回線障害時においてもバックアップ回線に迂回し通信を確保しているため、大きな問題が発生したことはない。

このようにメイン回線、バックアップ回線という構成により、ダイエーでは非常に安定したネットワーク運用が実現できている。POSシステムはもちろんのこと、各店舗の現場でリアルタイムな運用が求められる発注システムにおいても、これまで使えないというトラブルは発生していない。

なお、メイン回線(光)からバックアップ回線(ADSL)に切り替わった場合には、アクセス回線の帯域の関係上、一部に通信制限がかかるようになっている。バックアップ回線に切り替わった際には、インターネット閲覧やメールなど情報系通信が使用できなくなるが、基幹系通信(POS、発注など)は支障なく使える設計となっている。

桜井 繁 氏
株式会社ダイエー
システム物流本部
システム企画部 課長

今後の展望

VoIPの導入やインストアテレビにネットワークを活用する

ダイエーでは、2006年6月に本社移転を行ったのを機に、事務所・店舗の生産性向上も進めている。その中の一つとして掲げているのがVoIP。外線に接続するIP電話となると、交換機のリプレースも関係するので大掛かりになるが、まずは店舗間を含め、社内の通話をVoIPに切り替えていこうとしている。「現在は実験段階ということで、5箇所の事務所でIP電話を導入し内線無料化を実現しています。既存店舗の電話交換機も老朽化してきているため、こうしたもののリプレースも念頭に将来設計をしていきたいと思います」と村崎氏が語るように、VoIPもひとつのテーマとなっている。

さらに、ダイエーではインストアテレビというネットワークを活用したユニークな実証実験も進めている。

「現在、大宮店と新浦安店の2店舗に大型の液晶ディスプレイを設置し、ここで販促情報を流しています。ここでは本部から配信された映像コンテンツをダウンロードして再生しているのですが、リアルタイム配信ではないものの大容量のデータを送るために高速性が求められます。こうした点においても、クローズドIPネットワークSmartを有効利用しています。今後はどんなコンテンツを用意すればいいのかなど、詳しく検討していきたいと考えています」と櫻田氏は語る。

そのほかにもグループ企業間での情報のやりとりをどうするかなど、検討していくべきテーマはいろいろと出てきそうだ。

インストアテレビで販促コンテンツを配信中
協賛会社
株式会社アッカ・ネットワークス

お客様概要

株式会社ダイエー様
国内屈指の大手総合スーパー。
直営店だけでも店舗数は200を超える。
「ごはんがおいしくなるスーパー」をスローガンに、スーパーの全国的な展開を行っている。
株式会社ダイエー様

今回導入したサービス

クローズドIPネットワーク
クローズドIPネットワーク
マルチキャリアに対応し、インターネットを介さないセキュアな閉域VPNサービスです。

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