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専用線の導入で通信速度は7倍に向上。
この実績を機に事業全体を支えるさまざまなネットワークを改善

中外製薬株式会社様

研究開発型の製薬企業として、国内外で多くの医療用医薬品を提供する中外製薬株式会社(以下、中外製薬)。以前、2箇所あった研究所間を結ぶ回線に広域イーサネットを使用していたが、データ量の増加により送受信に大幅な遅延が生じ、業務に支障をきたしていた。
この問題を解決するため、中外製薬は既存の回線を専用線に変更。さらに、クラウドに構築した全社のデータ利活用基盤へのデータアップロード用に専用線を拡大。また、新たなデバイスやパートナーと協業するプロジェクトルームなど多様化する環境に対応するためにインターネット回線を増強した。こうした中外製薬の大幅なネットワークの改善を10年以上にわたって支え続けているのが、アルテリア・ネットワークスだ。

専用線/インターネット接続 製造業 トラフィックが増大している 通信の品質に不満がある
導入サービス

2拠点間を結ぶ完全帯域保証型イーサネットインタフェースの専用線サービスです。

1社専有型による上下最大10Gbpsの高速・大容量インターネット接続サービスです。

会社名
中外製薬株式会社
本社所在地
東京都中央区日本橋室町2-1-1 日本橋三井タワー
設立
1943年3月8日(創業 1925年3月10日)
従業員数
7,872名(連結、2025年12月31日現在)
事業内容
医薬品の研究、開発、製造、販売及び輸出入
URL
https://www.chugai-pharm.co.jp/

導入の背景

研究開発や日常業務に支障をきたす既存ネットワークの遅延を改善したい

2010年の取引開始以来、中外製薬は成長戦略やITインフラ、ワークスタイルの多様化によって生じたネットワーク品質の課題解決のため、その節目でアルテリア・ネットワークスのサービスを導入してきた。ここでは、代表的な2つの事例を中心に紹介する。

まず1つが、大容量化が進むデータ通信遅延の改善事例。創薬の研究や開発において、研究データなどの情報を社内で迅速に共有し、活用することは不可欠。そのため、通信スピードの向上が急務だった。

もう1つが、クラウドやテレワークの利用を推進するためのインターネット回線の強化。データセンター(以下、DC)内のさまざまなシステムやデータを活用し、業務を効率的に進めるためには、高品質で高速なインターネット回線が不可欠だ。

導入の経緯

大容量データにおける通信遅延課題を専用線の導入で解決、拠点やDC間の接続にも専用線を採用

大容量データの通信遅延改善策を検討していた中外製薬に、アルテリア・ネットワークスは専用線を使ったネットワーク構成を提案した。拠点間の回線を完全帯域保証型の専用線サービス「ダイナイーサ」に代え、低遅延で高品質な通信を実現する内容だった。この提案を受けて専用線へのリプレイスを決めたデジタルトランスフォーメーションユニット デジタルソリューション部 プラットフォームサービスGの石堂 孝夫 氏はこう話す。

「既存回線を『ダイナイーサ』にリプレイスした結果、遅延の問題は解消しました。この実績から、次ステップとして、主要拠点とクラウド間を『ダイナイーサ』で接続することで、事業所内で稼働しているオンプレミスのシステムをクラウドへ移行することを可能にしました。順次クラウド移行を進める中で、最終的には移行に慎重だった工場のシステムをも安全にクラウドへ移行できました」(石堂 氏)。

中外製薬株式会社

デジタルトランスフォーメーションユニット

デジタルソリューション部

プラットフォームサービスG

石堂 孝夫 氏

立ち上げを急ぐプロジェクトチーム用のインターネット接続サービスを短納期で導入

中外製薬がアルテリア・ネットワークスのインターネット接続サービス「ファストギガビットアクセス」を初めて導入したのは、パートナー企業とのプロジェクトルーム用だった。デジタルトランスフォーメーションユニット デジタルソリューション部 プラットフォームサービスGの廣木 良徳 氏は当時の状況をこう話す。

「パートナー企業と協業するプロジェクトは複数あり、いずれも立ち上げが急がれます。当然、コラボレーションシステムや自社システムを利用するためのインターネット回線も短納期で用意したい。この要望に応えてくれたのは、アルテリア・ネットワークス1社だけでした。構築に2ヵ月以上かかるという他社提案の中、アルテリア・ネットワークスは“1ヵ月半で納めます”と。非常に助かりました。これ以降、本社や工場、DCなどでインターネット回線が必要になった時は『ファストギガビットアクセス』を採用しています」(廣木 氏)。

中外製薬株式会社

デジタルトランスフォーメーションユニット

デジタルソリューション部

プラットフォームサービスG

廣木 良徳 氏

導入の効果

通信スピードが従来の7倍に向上。この数字が専用線の費用対効果の高さを証明

拠点間の回線を「ダイナイーサ」に代えて通信の遅延はどれほど改善されたのか。
「導入前後のベンチマークを取ったシステム担当者から、『ダイナイーサのスピードは広域イーサネットの約7倍』と報告を受けました。このデータ送受信のスピード向上によって、迅速な情報共有や多くの業務の大幅な効率化が図られました」(石堂 氏)。

また、「ダイナイーサ」によって通信スピードが約7倍に向上したことが、その費用対効果の高さをわかりやすく示せる実績になったとも石堂 氏は話す。
「例えば、1Gbpsの専用線を10Gbpsに切り替えるとコストは以前の2倍になりますが、7倍のデータを流すことができ、ユーザー数が7倍になってもスピードは落ちません。私はこの高いROI(投資収益率)を示すことで経営層の理解を得てきました」(石堂 氏)。

それでは、なぜアルテリア・ネットワークスは費用対効果の高いサービスを提供できるのか。その答えはエリアを絞った設備投資にある。光ファイバー網と設備をニーズが高い主要都市に集中して設置・運営することで、ネットワーク経路を最適化し、伝送ロスや伝送遅延を最小限に抑えた高品質で低遅延な専用線の提供を実現している。

スマートフォン用に導入したDC内の1Gbpsのインターネットは、実測値800Mbpsで安定

新たな拠点や用途向けに導入した「ファストギガビットアクセス」の実際の品質や評判はどうだったのか。
「他社の既存インターネット回線よりも早く、安定していると感じています。社員から不満の声も上がっていません」(石堂 氏)。

あるDCに導入した「ファストギガビットアクセス」は、スマートフォン専用の回線に使用されている。スマートフォンのアップデートなどで発生する大量のトラフィックによって、他の業務通信に影響が出ることを避けるためだという。
「その最大1Gbpsの通信速度を測ったところ、実測値は実に800Mbps。『ファストギガビットアクセス』の通信速度の高さが実証されました」(廣木 氏)。

今後の展開

クラウド活用の推進にネットワークは必要不可欠。今後もサービスとノウハウの提供に期待

専用線が必要なすべての大規模拠点に「ダイナイーサ」は導入済みで、今後のトラフィック増加に応じて回線の増強、専用線の冗長化を図っていく予定だという。

「現在、AWS、Azure、及びGCPとの接続に他社のクラウド接続サービスを使用しています。その1社に何かあった場合に備え、別キャリアの専用線を異経路でメガクラウドに直接接続することを検討しています」(石堂 氏)。
アルテリア・ネットワークスは、この計画にマッチするサービスも提供している。国内外の主要クラウドに対応し、DCとクラウド間をセキュアで安定性・信頼性の高い専用回線によってダイレクト接続する「セキュアクラウドアクセス(専有型)」だ。
クラウド活用を推進し続ける中外製薬を、アルテリア・ネットワークスはさまざまなネットワークサービスで強力にサポートする。

上記は、2025年7月時点の内容です。

本サイトに掲載されている商品またはサービスなどの名称は、各社の商標または登録商標です。

担当営業コメント

私たちは、お客様の本社、製造工場、研究所といった重要拠点とデータセンターを結ぶ専用線接続やインターネット接続サービスの導入をご支援してきました。
お客様のビジネスは、病気に苦しむ方々を支えるという社会にとって極めて重要な役割を担っており、その取り組みに深く敬意を表します。
弊社サービスの品質をご評価いただき、2010年から長きにわたりご利用いただいていることを心より嬉しく思います。近年では、独自の創薬技術にAIなどのデジタル技術を掛け合わせたイノベーションを推進されており、ITインフラの重要性はますます高まっています。
これからも、お客様のご要望に迅速かつ丁寧にお応えできるよう、営業と技術チームが一体となって取り組んでまいります。

法人事業本部 第二営業本部 第二営業部
横谷 昌頼