4社のグループ旅行会社を統括し、国内外の個人・団体旅行や修学旅行、社員旅行などを企画・提供しているT-LIFEホールディングス株式会社(以下、T-LIFEホールディングス)。その業務を支える自社データセンターでは、運用コストと負荷が課題になっていた。
この解決に向け、AWS(Amazon Web Services)への移行を決定。全国34拠点間の閉域網を維持したまま、AWSとセキュアに接続するため、「VECTANT セキュアクラウドアクセス」とNFV(Network Functions Virtualization)技術を活用したクラウドサービス「VANILA」を導入し、拡張性と俊敏性に優れたネットワーク基盤を実現した。
- 導入サービス
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NFV技術を活用し、当社ネットワークを経由して様々なネットワーク機能が利用可能となるクラウド型サービスです。
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お客様のイントラネットとクラウドサービスを閉域ネットワーク経由で接続が可能なサービスです。

- 会社名
- T-LIFEホールディングス株式会社
- 本社所在地
- 東京都練馬区高松5-11-26 光が丘MKビル4F
- 設立
- 2018年4月1日(グループを統括する事業持ち株会社として設立)
- 従業員数
- 約190名(パート・アルバイト含む)
- 事業内容
- 旅行業(国内・海外旅行に関する企画・手配・販売)、旅行コンテンツのグループ会社への卸売、グループのWEBサイトの管理・WEBマーケティング、グループの経営戦略・管理
導入の背景
既存ネットワークを最大限に活かし、AWSへのセキュアな接続を実現したい
T-LIFEホールディングスは自社のデータセンターで旅行業務システムや社内システムを管理・運用していた。しかし、サーバー管理の負荷やコスト、今後の管理体制を踏まえ、データセンターからAWSへの移行を決定。当時の課題を、T-LIFEホールディングス 管理本部 IT管理・開発課の加藤 寛隆 氏はこう話す。 「サーバーの管理にはコストと人手が必要です。一方、IT管理のメンバーは現在3名で、サーバーを管理できるのは私一人という状況です。今後も自社でサーバーを維持・管理し続けることは難しく、迅速にシステムを拡張できないという大きな課題もありました」(加藤 氏)。
本社や拠点、データセンター間をつなぐネットワークには、アルテリア・ネットワークスの閉域VPNサービス「VECTANT クローズドIPネットワーク」が既に導入されており、既存のネットワーク構成をできるだけ変更せずにAWSとの接続を行いたいという要望もあった。
T-LIFEホールディングス株式会社
管理本部 IT管理・開発課
加藤 寛隆 氏
導入の経緯
長年の回線起因トラブルゼロの信頼。回線品質と対応力が導入の決め手に
2009年12月の「クローズドIPネットワーク」導入以降、今日まで回線に大きな問題はないと加藤 氏は話す。
「最初に『クローズドIPネットワーク』を導入した当時のことを知る社員とも話しましたが、アルテリア・ネットワークスの回線に起因するトラブルは本当にありません。この信頼性の高さが、今回のAWSとの接続をアルテリア・ネットワークスに相談した大きな理由の1つです」(加藤 氏)。
また、回線品質だけでなく、問い合わせやサポート対応の面でも、アルテリア・ネットワークスはレベルが高いと加藤 氏は実感している。
「例えば、インターネットにつながりにくいと問い合わせると、数十分以内に一次回答をいただけます。何が起きているのか?という状況を私たちにも共有してもらえるので、非常に安心できますね」(加藤 氏)。
AWSとの接続回線は、複数企業のサービスや提案を比較検討し、選定された。コストは、各社大きな違いがなく、既存のクローズドIPネットワークを最大限に活かすこと、そして回線とサポートへの信頼性の観点よりアルテリア・ネットワークスからVANILAの導入が決定した。
コストを抑えて要件をクリア。NFVの活用でネットワークの拡張性と俊敏性を確保
アルテリア・ネットワークスは、AWSとクローズドIPネットワーク間の接続に「セキュアクラウドアクセス(今後の新規ご提供は VANILA PrivateRouteとなります)」と「VANILA」を提案した。「VANILA」はNFV技術を活用したクラウドサービスで、新たにネットワーク機器を用意する必要はなく、既存の「クローズドIPネットワーク」への追加が可能。ファイアウォールなど、様々な機能の中から必要な機能だけを選び、容易に利用を開始できる。
「コスト面に問題はなく、『VANILA』の導入によって拡張性も高まるなら、これは良い選択肢だと考えて導入を決めました。また、『シングル構成』『完全二重化』『リージョン分割』と3パターンのネットワーク構成を提案いただけたので、費用を踏まえて私たちで選べたことはうれしかったですね」(加藤 氏)。

導入の効果
AWSへの完全移行がスムーズに完了。その後も安定した運用を維持
2025年3月に「VANILA」と「セキュアクラウドアクセス」の導入を開始し、約1年後の2026年2月、AWSへの完全移行が完了した。
「移行作業はとてもスムーズでした。『VANILA』だから、NFVだからといったことを特に意識することはありませんでした。私たちの要望を過不足なく叶えられるものが『VANILA』に搭載されており、結果的にやりたいことが実現できました。AWSの本格運用を開始して間もないですが、問題なく業務に利用できています」(加藤 氏)。
今後の展開
今後のネットワークの拡充に「VANILA」の機能を活用していきたい
AWSへの移行により、T-LIFEホールディングスは事業や業務の変化に応じてITリソースとコストを最適化し、運用負荷を軽減できる環境を実現した。
「ネットワーク環境も同様だと考えます。事業や業務、組織の変化に応じて回線の増速や新規敷設、機能追加などが必要になってくるでしょう。その時は、アルテリア・ネットワークスに相談します。例えば、働き方改革の1つとして、社を挙げて進めているテレワーク環境を改善するとなった時、ネットワークの面から支援していただけることを期待しています」(加藤 氏)。
アルテリア・ネットワークスは「VANILA」の新機能やサービスの開発を進めており、順次、リリースしていく予定だ。「VANILA」が導入されていれば、将来的なトラフィック量や拠点数、ユーザー数などの変化に即応でき、常に必要な機能を必要な時、必要な分だけ利用可能になる。
上記は2026年2月時点の内容です。
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担当営業コメント
長年にわたり弊社のネットワークサービスをご利用いただき、誠にありがとうございます。
AWSへの移行という大きな転換期において、既存の閉域網を最大限に生かしつつ、拡張性・俊敏性を備えたネットワーク基盤の構築に「VANILA」および「セキュアクラウドアクセス」を採用いただきました。お客様の要件に寄り添いながら、最適な構成・コスト・運用性をご提供できたことを大変うれしく思います。
今後も業務環境の変化に応じたネットワーク拡充や、テレワークをはじめとした働く環境の改善に向けて、引き続き伴走支援をさせていただきます。
ソリューション事業本部 エンタープライズ営業本部 第一営業部 永坂 麻衣





