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1.5ヵ月の短納期で新オフィスのインターネット回線を導入。高い拡張性で急速な事業拡大や従業員増にも対応

株式会社ココナラ

「知識・スキル・経験」を売り買いするスキルマーケット「ココナラ」や、一人ひとりにあった弁護士が見つかる検索メディア「ココナラ法律相談」、ITフリーランスと企業の業務委託案件をつなぐエージェント事業「ココナラエージェント」を開発・運営する株式会社ココナラ(以下、ココナラ)。2012年の創業以来、積極的な事業拡大に伴って従業員数は増え続け、本社の近くにある別のビルにオフィスを増床することになった。増床の決定からオフィス開設まで約4ヵ月。この短期間にインターネット回線の敷設を完了させるという要件に加え、堅牢性と拡張性に優れた回線という要望を叶えたのが、アルテリア・ネットワークスだ。

インターネット接続 情報通信業 トラフィックが増大している 通信の品質に不満がある
導入サービス

1社専有型による上下最大10Gbpsの高速・大容量インターネット接続サービスです。

会社名
株式会社ココナラ
本社所在地
東京都渋谷区桜丘町20-1 渋谷インフォスタワー6F
設立
2012年1月4日
従業員数
179人(2022年8月現在)
事業内容
個人の知識・スキル・経験を売買できるスキルマーケット「ココナラ」、ビジネス向けに特化したスキルマーケット「ココナラビジネス」、弁護士検索メディア「ココナラ法律相談」、ITフリーランス向け業務委託紹介サービス「ココナラエージェント」の運営・開発
URL
https://coconala.co.jp/

導入の背景

オフィス増床に伴い、接続性の高いインターネットを検討

ココナラの新しいオフィスには、災害や障害といったリスクを回避するため、本社とは別キャリアの回線を採用することになっていたという。「本社と新オフィスが同じキャリア回線だと、その回線に障害が発生するとビジネスが止まるといった事態に陥りかねません。このリスクを回避するため、別キャリアの回線の検討を進めました」(山田 氏)。

ココナラでは、日々の業務をはじめ社内外との会議やコミュニケーションに、Slack、Zoom、Googleカレンダー、Gmailなどを利用している。それらに、回線が原因の通信遅延や通信断といった事態が生じれば全社の業務がストップし、ビジネスチャンスの喪失につながる可能性がある 。

回線の速度も見直したと話すのは、社内情報システムやプロダクトのインフラ・SRE領域を担当するシステムプラットフォームグループの川崎 氏だ。「本社の回線は2Gbpsで、普段の業務に支障はありませんでした。しかし、全社会議など特定のタイミングにおいて短時間にアクセスが集中する際に、例えば、“Zoomがつながりにくい”などの従業員のIT利便性を損なう事態が起きていました。このことから2Gbpsでは不十分と判断し、新オフィスには5Gbpsの回線を導入すると決めました」(川崎 氏)。

選定理由

選定要件は短納期対応が可能な、堅牢性と拡張性に優れた回線であること

短納期への対応に加え、法人向けのインターネット回線として「堅牢性」「拡張性」に優れていることを選定要件に挙げ、法人への導入実績が豊富なアルテリア・ネットワークスに提案を依頼したという。

「回線の導入開始から完了まで、実質的な期間は約2ヵ月。本社の回線を担当していたキャリアが“3ヵ月はかかる”と言うのに対し、アルテリア・ネットワークスからは“1.5ヵ月でできます”と回答いただけました。これはもう、他を選ぶ理由はありませんでしたね」(山田 氏)。

また、新規の回線は5Gbpsと決めていたが、利用開始後も必要に応じて短期間に増速できる拡張性も必須だったという。
「ココナラは事業拡大のスピードが速く、従業員の増加が続いています。こうした変化に即応し、回線を短期間で容易に増速できる拡張性も必要でした」(川崎 氏)。

新規で導入されたUCOM光 ファストギガビットアクセスの回線メニューは、2.5Gbps / 5Gbps / 10Gbpsと他社に比べ、豊富に用意されている。そして、2.5Gbpsから5Gbps、5Gbpsから10Gbpsと増速が必要になった時、回線の引き直しやネットワーク機器の交換といった工事は不要。増速を依頼するだけで、アルテリア・ネットワークス側の設定変更のみで増速が図れる。

株式会社ココナラ

情報システムグループCITチーム

山田 志門 氏

サービスイメージ

営業と工事担当者の両者の密な情報共有で回線工事もスムーズに進行

インターネット回線は、メインにUCOM光 ファストギガビットアクセス、バックアップにNTTのフレッツ光を使用したアルテリア・ネットワークスのアクセス回線(VECTANT ブロードバンドアクセス)を使用し、冗長化が図られた。
ココナラで作成したネットワーク構成に沿って行われた工事の様子を見ていた山田 氏は、アルテリア・ネットワークスに任せて良かったと感じたという。

「大手キャリアには、回線工事を下請けに丸投げにするところが多いのですが、アルテリア・ネットワークスは、営業と工事の方がしっかり連携し、情報を共有していると感じました。例えば、工事の当日に “どの部署の誰を訪ねるか”すらわかっていない工事業者も見受けられましたが、アルテリア・ネットワークスの工事の方々は、そのあたりもしっかり把握していました。私たちの手を煩わせることなく、回線の導入工事はスムーズに進行し、オフィス開設までに宅内のネットワーク接続も余裕をもって行えました。ちょっとしたことのように見えますが、安心して任せられ、信頼できる企業と感じました」(山田 氏)。

ネットワーク構成図

導入の効果

なぜ、本社より速いの?と好評、業務効率も大幅に向上

5Gbpsの回線を導入した効果について川崎 氏はこう話す。
「本社の2Gbpsに比べ、5Gbpsの新オフィスのインターネットは明らかに速いですね。私は本社での勤務が多いですが、新オフィスを利用していてWeb会議をする時や大容量のデータをダウンロードする時、その速さの違いを実感しています。例えば、ダウンロードの待ち時間は半分以下という印象で、業務効率も大幅に向上しました。本社の従業員たちも、ミーティングなどで新オフィスに来た時、口をそろえて、“なぜ、本社より快適なの?”と嬉しい悲鳴をあげてくれています 」(川崎 氏)。

株式会社ココナラ

システムプラットフォームグループ 兼 情報システムグループ

Group Manager

川崎 雄太 氏

今後の展開

ネットワークの品質向上からネットワークセキュリティの提案に期待

川崎 氏は、新オフィスと本社の回線速度のスピードの差が出ることを狙っていたと話す。「新オフィスの増床で回線への投資効果が高いことを証明でき、今後のネットワーク環境改善の予算確保が進めやすくなりました」(川崎 氏)。従業員がオフィスに来たくなる快適なIT環境を用意しておくことも、川崎 氏や山田 氏の役割だ。新オフィス開設時には、10Gbpsへの増速を見越して10Gbps対応のネットワーク機器や光ケーブルを導入している。

「今回のインターネット回線の導入は、過剰な投資でもスモールスタートでもなく、従業員のIT利便性を高め、拡張性を確保した今後につながるネットワーク構築への挑戦です。アルテリア・ネットワークスには、今後も従業員のニーズを先取りしたネットワークなど、インフラづくりに役立つ提案やサービス提供を期待しています」(川崎 氏)。

「ココナラでも、セキュリティ強化は重要な課題です。Firewallといった従来の境界防御では防げない攻撃が増えており、SASE(Secure Access Service Edge)などネットワーク側の包括的なセキュリティ対策を検討・導入しています。 今後は回線に限らず、ネットワークセキュリティに関する提案やサービス提供をアルテリア・ネットワークスにお願いしたいと思っています」(山田 氏)。

本サイトに掲載されている商品またはサービスなどの名称は、各社の商標または登録商標です。

担当営業コメント

この度は、当社サービスの強みであるUCOM光 ファストギガビットアクセスの拡張性と品質、並びに一社完結によるフレッツ回線での冗長構成を実現できた点において、ココナラ様にご評価いただけたことを大変嬉しく思います。
今後も当社を頼りにしていただけるよう、クラウド型のファイアウォールなど、積極的にご提案して参ります。

営業推進本部 営業企画部 営業推進チーム
海老根 和人