GMO SONIC 回線提供プロジェクト
Project Story

プロジェクト概要
GMOインターネットグループ様が主催する大型音楽フェスティバル「GMO SONIC」でWi-Fiネットワークを構築。さいたまスーパーアリーナに専用線とインターネット回線を敷設し、地下1階から3階までの会場全域にアクセスポイントを設置することで、快適なインターネット環境を提供しました。
※1 Wi-Fiの電波を送受信する機器
-
日程
2025年
1月25日(土)・26日(日) -
会場
さいたま
スーパーアリーナ -
対応概要
インターネット回線
無線APの提供
メンバー
-

プロジェクトメンバー
T.A.
法人事業本部
第二営業本部
ISP営業部
営業第一チーム
2010年入社 -

プロジェクトメンバー
T.F.
ソリューション事業本部
ソリューション開発推進本部
ソリューション推進部
ソリューション
エンジニアリングチーム
2016年入社 -

プロジェクトメンバー
Y.O.
デリバリー本部
IPデリバリー部
サービスプロビジョニング課
2018年入社 -

新入社員
S.I.
ソリューション事業本部
ソリューション開発推進本部
ソリューション推進部
アカウントマネジメントチーム
2025年入社
プロジェクト相関図
Project Member T.A.
プロジェクトリーダーとして全体を統括。
“絶対に止められない”ネットワークの構築・保守を担う。
「GMO SONIC」のネットワーク構築はこれまでに3回担当しており、私は初回からプロジェクトリーダーとしてGMOインターネット様との窓口を務め、スケジュールや進捗の管理、関係者との情報連携などを担ってきました。イベント前日から終了まで会場に入り、ネットワーク構築と現地での全体マネジメントを行っています。
ネットワークは、VIPをはじめとしたお客様や会場内の飲食店・グッズ売り場、音響映像機材、運営スタッフなどに提供されるため、絶対に止めることができません。重大な使命を認識しながら、約20年にわたるGMOインターネット様との信頼関係に応えるため、メンバーとともにプロジェクトを推進しています。
プロジェクト推進に重要な“情報共有”。
今回参加しているT.F.さん、Y.O.さんをはじめ、社内の多くのエンジニアがプロジェクトに関わるため、情報共有は非常に重要です。 一方で、会場の図面やアクセスポイントの設置場所はイベント開催の約1ヵ月前まで確定しないことが多く、ネットワーク構成も直前まで確定しづらいのが実情です。
そのため、GMOインターネット様と密に連携し、確定した情報があれば速やかにメンバーへ共有しています。コミュニケーションツールを活用し、過去3回の経験をもとによりスムーズな情報共有体制を整えています。
また、アルテリア・ネットワークスなら、会場のネットワーク設計・構築からデータセンター接続、イベント当日の保守までをすべて自社で完結できるため、部門を越えた連携が非常にスムーズです。 こうした情報共有のしやすい体制を構築できるのも、当社ならではの強みです。
※1 Wi-Fiの電波を送受信する機器
新入社員からの質問!
S.I.
「GMO SONIC」のネットワーク構築はすでに3回担当されているとのことですが、初回で特に大変だったことはありますか?
T.A.
初回の開催はまだコロナ禍だったため、来場者数や出展する飲食店の数などが不確定なまま準備を進めなければなりませんでした。どのくらいのトラフィック数を想定すれば良いのかわからず、ネットワークの設計には苦労しましたね。でも、その初回の経験から多くのノウハウが得られたので、2回目、3回目はより良い形でネットワークを設計・構築できるようになりました。
Project Member T.F.
無線LANネットワークの設計・構築・保守を担う。
独自の強みを発揮するとともに、
協力会社ともワンチームに。
私がシステムエンジニアとして担当しているのは、無線LANネットワークの設計・構築・保守です。また、LAN配線工事や無線LAN機器の設置を行う協力会社の管理や調整も担当しています。
当社は、さまざまな場所に回線を引き込む技術力を持っており、その強みを「GMO SONIC」のネットワーク構築にも活かしています。私自身も情報共有を重視し、協力会社と密に連携することを心がけています。その結果、過去3回の開催では、当社と協力会社がワンチームとなってプロジェクトを推進し、成功につなげることができました。
当日のトラブルにも速やかに対応。
音楽フェスという特性上、イベント当日にはどうしても、お客様がケーブルを引っ掛けて抜けてしまうなどのトラブルが発生します。アクセスポイントをボックスで保護するなどの対策により、トラブルは減少していますが、完全にゼロにできるわけではありません。
イベント中は常にトラフィックを監視し、異常が発生した場合はすぐに現地で対応します。そのため、大きなトラブルに発展することなく、迅速に復旧できています。トラブルを事前に想定し、対応策を準備しておくことは、不測の事態が起こりやすいイベントでは非常に重要ですね。
新入社員からの質問!
S.I.
ネットワークのトラブルに対して入念な対策をされているようですが、どこまで最悪の事態を想定されていますか?
T.F.
メイン回線が使用できなくなってしまう事態に備え、バックアップ用の回線も用意しています。ただし、過去3回の「GMO SONIC」では使用したことはありません。
Project Member Y.O.
会場からの専用線をデータセンターの機器に接続。
回線にインターネット接続性をもたせるデリバリーを担当。
私は、さいたまスーパーアリーナからの専用線を当社のデータセンター内のバックボーン機器に接続する役割を担っています。これにより、会場内のアクセスポイントからWi-Fiを快適に利用できる環境を実現します。
「GMO SONIC」でのネットワーク構築では、独自の専用線を用意する十分な時間がないため、専用線を会場に常設している企業から借りています。そのため、日ごろ扱う専用線とは異なる構成で接続する必要があり、接続構成をT.F.さんと協議しながら決めることにやりがいを感じます。
このようなプロジェクトでは、通常業務では得られない経験ができることも大きな魅力です。
※2 サーバーやネットワーク機器を設置し、データの処理・保管・通信を行う専用施設
※3 高速・大容量通信を可能にするルーターやスイッチなどの機器
離れていてもチームの一体感を感じる。
私の作業はデータセンター内で完結するため、このプロジェクトでも「GMO SONIC」の会場に行くことはありません。しかし、専用線の向こう側でメンバーが頑張っていると思うと、自然とモチベーションも高まります。
データセンターでの作業を担当する場合でも、自分の担当範囲だけでなく、全体を俯瞰して自分がすべきことを判断する力が必要だと感じています。部分的な視点と全体を見る視点を持つことは、データセンター業務だけでなく、大規模プロジェクトを推進するメンバー全員にとって重要だと思います。
新入社員からの質問!
S.I.
大規模プロジェクトにおいては大変なこともあるかと思います。そうしたなかで大切にしていることはなんですか?
Y.O.
いつもと違う経験ができることを前向きに捉え、たとえ失敗があったとしてもそこから学び、次に活かすことです。S.I.さんにも、ぜひそのような気持ちでプロジェクトに参加してほしいですね。
最後に新入社員と先輩たちの想いを聞きました。
S.I.
今日みなさんのお話を聞き、自分にはまだ経験も知識も足りないと感じていますが、これから貪欲に学んでいきたいと思います。ただ、「前向きに挑戦してほしい」という言葉も投げかけていただき、少し安心もしました。プロジェクトに参加し、さまざまな経験ができるのを楽しみにしています!
T.A.
T.F.
Y.O.
※制作当時の内容です。