経理本部経理部 角野 陽子 INTERVIEW

角野 陽子
経理本部経理部
主計課兼ERP推進本部企画部
2018年入社
生物資源科学科卒

外資系通信企業の経理に携わった後、アルテリア・ネットワークスに中途入社。現在、経理部門に加えて、ERP導入を推進する部門にも属し、経理業務の立場からERP導入を支えている。

Q1.入社の動機を
教えてください。

前職では10年以上、外資系通信企業の経理部門にいました。通信事業者の情報に触れる中で、当社がIPO(新規上場)を目指していることを知り、経理としてIPOの経験を積みたいと考えて当社に応募しました。
幸い入社してすぐ、経理担当者として、IPOに必要な財務諸表の作成などを手がけることができました。IFRS(国際財務報告基準)に沿ったIPOのやり方、どのような資料がなぜ必要なのかを学び、これまで作成したことのない資料も作りました。このようにIPOに当事者の一員として携わったことは貴重な経験だと感じています。金融機関、法律事務所など、社外のさまざまな方とも仕事ができ、非常に刺激を受けました。

Q2.現在の仕事内容について
教えてください。

大きく二つあります。一つは経理部の業務で、決算、開示書類の作成、会計監査への対応です。私の担当はIFRSに準じた仕分の計上、四半期や年次の会計監査に対応した資料作成、提出、問合せへの回答、また決算短信、四半期報告書、有価証券報告書、英文短信の作成などです。
もう一つはERP推進本部の業務です。現在、当社ではERP導入を進めています。このプロジェクトのメンバーとして、管理、推進、運営委員会への報告を行い、業務プロセスの再構築、改善などに携わっています。

Q3.この仕事の特色は?

経理部の業務としては、元々通信キャリアということもあり、設備投資に係る固定資産が多いといった特色に加え、日本基準とIFRSで異なる会計処理が必要です。また新しい商材や基準が出てくるので、その都度、どの様に会計処理するかを判断しています。
ERPについては、当社はこれまで何度も合併を繰り返してきたため、社内に複数のシステムが存在し、非効率になっているという課題があります。そこで、ERPを導入しそれらを統合、一元管理することで、効率化を図ろうと改革を進めています。そのため過去のやり方や先入観に捉われず、組織体制や業務フローを含めた新しいプロセスを追求しており、まさに今後のあるべき姿を描き実践していく、一大プロジェクトに関わっています。

Q4.この仕事に必要な
知識や能力は?

会計の知識が基本となりますが、こちらは業務を通じて学ぶことができます。加えて欠かせないのが好奇心や探求心ですね。積極的に情報を取りに行く姿勢や、事象の表面だけに捉われず、その背景や原因を探ろうとする意識が必要です。
人が話している内容一つとっても、「この人がその様に話す理由は何か」を考えるようにしています。

Q5.仕事をするうえで
心がけていることは何ですか。

業務ではERP導入を予定通り2021年に稼働させ、決算業務をスマートに行うことです。
プライベートでは海外でのワーケーション(短期留学)をしてみたいと思っています。私には小学生の子どもがいるのですが、昨年の夏休みを利用して海外で学ばせている間、私は現地の宿泊先からリモートで仕事をしたことがありました。それで次は自分も海外で勉強してみようと思うようになりました。そうした発想ができるのも、この会社の自由な気風のおかげかもしれません。

Q6.将来してみたいことは
何ですか。

経理とERP両方の仕事を兼務していることもあり、多忙さに負けないように時間管理をしています。経理は周期的に繁忙になりますし、ERP導入ではERPベンダーとの打ち合わせが毎日あります。ですから隙間時間を上手に使うこと、朝の段階で仕事に優先順位をつけ、その日に終わらせるべき事を明確にすることを心がけています。